思考・集中力・決断力は食事で決まる

「仕事ができる人、思考・集中力決断力がある人」について、別ページで紹介した東海大学名誉教授の四竃先生は、まっ先にこんなことをおっしゃいました。

「ガツガツ食べる人。変わった食べ物に意欲的な人」と。

そういう人は何事においても意欲的だ、というのがその理由です。

四竃先生は、間もなく70歳におなりですが、お声も若いし、たいへんダンディな方です。

講演やセミナーで披露されるお話は、含蓄があって聴衆の心に深く届くわけですがその一方で参加者が「先生ってお茶目ですね」と思わず評してしまうようなウィットにも富んでいます。

その結果、先生が発する影響力によって、話を聴いている参加者までが若返ってしまいます。

「仕事ができる人・思考・集中力・決断力が優れている人」というのはどんな存在かといえば、大局的な視点で考えると「影響力が人」といえるのではないかと思います。

話を聴いた人が若返ってしまうのも大きな影響力ですし、その人が職場にいるだけで職場が活気づき、みんなの仕事がはかどるというのも、それはそれでとても大きな影響力です。

その人がいると周うの人が安心するとか、やる気を出すとか、元気になるとか、他人を奮い立たせる力を持つ人が、「仕事ができる人・思考・集中力・決断力がある人」の最終形といえるのではないでしょうか。

面白いもので、そういう人のところには、人が集まってきます。

仕事上のつながりのない人や面識のない人までが、話を聴いたり意見を求めたりするためにやってきます。

極端なことをいえば、言葉が通じなくても、通訳をつれて話を聴きに来ます。人間同士のコミュニケーションの根本はエネルギーのやりとりですから、本当にいいことをいってくれる人であれば、言葉など分からなくてもいいわけです。

四竃先生のもとを訪ねてくる人は、いまもたくさんいらっしゃいます。元警視総監の米村さんも、同様だとうかがっています。

お二方の豊かな学識と経験によるひとときの愉快な刺激はもちろんのこと、何かに迷い、確信が持てなくなったときに、ここ一番のヒントを聴きに来る人も大勢いらっしゃいます。

影響力を持つ人は、個人や組織だけでなく、社会をも導く力を持ちうるということです。

こうした影響力の源泉は、ミクロの視点で考えると、深い考えやポジティブな思考、あるいは決断力や判断力に求められると思いますが、マクロの視点で見ると、気力の一言に尽きます。

とするならば、お腹がすいていため、十分な栄養がとれていなかったりすれば、周りの人にエネルギーを感じてもらうことは、とうてい不可能です。

その意味で、四竃先生の「ガツガツ食べる人」という指摘に、私は人間の根本的な能力を感じます。つまり、食べることは能力の源です。

女性にとっても、「食の細い男性」よりも「よく食べる男性」の方が魅力を感じます。

これも、本能的に「強い男」「闘える男」を求めているからではないでしょうか。

ところが、食べ方が悪かったり、お腹を余計なもので満たしたりすることで、本来能力の源であるはずの食を逆に敵に回してしまうことも、私たちにはよくあることです。

食べることで眠くなったり、ぼんやりしたり、だるくなったりしていれば、いくら食が気力の源だといっても、説得力が生まれないのは当然です。

では、何をどう食べれば、前向きな考えや集中力、決断力が生まれるのでしょうか。

その3つに重点を置き、仕事ができる人の基本的な食事はどうあるべきかについて考えてみるのも良いかもしれませんね。